「はやぶさ2」が搭載する分離カメラ、DCAM3の撮影した画像が公開された。撮影時刻は11時36分(機上時刻)で、衝突装置(SCI)作動時刻と一致する。この画像には衝突に伴うと考えられる噴出物の舞い上がり(エジェクタカーテン)が見られたことから、SCIは正常に動作し、純銅のライナは小惑星リュウグウの表面をえぐったと思われる。
クレータが出来たかどうかは後の確認となる。
津田プロジェクトマネージャは「はやぶさ2プロジェクトの目標としては、リュウグウに衝突装置を衝突させ、その際の挙動を見ることを目的としていたので、SCI運用は成功と判断しました」と述べた。
(記事:金木利憲)