東京とびもの学会2009レポート

2009/06/06 東京とびもの学会・登坂高明

 東京とびもの学会は去る2009年3月20日に、浜松町の都立産業貿易センター2Fにて開催されました。他のフロアでも同人誌即売会が開催され、同じ2Fのフロアを別のイベントさんと半分ずつ使用しての開催です。この日は朝から午前中にかけて雨だったため、来場者にとっても出展者にとっても少々厳しい天候となりましたが、午後には雨も上がり最終的には盛況なイベントとなりました。

 当会は飛行機とロケットをテーマに飛翔体を中心に扱うOnly系同人誌即売会ですが、他の多くの同人誌即売会と異なり即売会会場でいろいろ楽しもう!という趣旨での補助企画を実施しています。主となるのは、同人誌の展示・頒布ですが、同時に会場内企画で参加者のさまざまな航空宇宙アイテムを持ち寄っての合同展示をする「お宝展示」、インドアラジコンを飛ばして遊ぶ「飛行展示」、大型スクリーンとプロジェクタを利用して、主催がJAXAより拝借してきた映像資料を上映するJAXAアーカイブ上映会、その設備を利用して参加者が持ち込んだ映像を上映したり、上映と同時にプレゼンを行う映像展示などを場内で同時に開催し、にぎやかかついろいろと楽しめるようになっています。また、同人誌のサークルにおいても頒布や展示だけでなく、参加者を巻き込んだ実演企画やなども実施されサークルと一般来場者の積極的な交流などもありました。

◆全体の様子


◆サークル出展の様子

当会は、航空宇宙系飛翔体中心で出展者募集をしていましたが、募集範囲は実機からSF、体験談から創作までなんでもありで、「来場者に受け入れられると思うならどんな内容でもOK」という形にしています。その結果、旅行記、体験談、創作作品、二次創作作品、オリジナルゲームに、ガレージキット、はてはインジェクションプラモデルの製作展示までわずか40強のサークルとは思えない幅の広さとなり、それぞれの参加者の独自性と工夫とバラエティにあふれた内容となっています。

出展参加者と一般参加者(来場者)との間での会話もずいぶん弾んだようで、会場内は終始にぎやかな感じとなっていました。

◆OpenSKYProject

今回、当方より声をおかけして、OpenSKYProject様に展示と頒布で参加をして頂きました。残念ながら実機の展示は無理でしたが、コンセプト模型やDVDでの映像展示、八谷氏本人によるプレゼンなどサプライズ満載での出展です。

◆お宝展示

お宝展示は来場者(サークル参加、一般参加問わず) が持ち寄ったさまざまなアイテムを一堂に展示しての何でも展示会です。合同展示は出展者個別の展示領域を用意しないことで、「サークル参加」するにはちょっとという参集障壁を下げる目的もありました。これは、当日飛び込み展示も可のゆったりした内容で展示していました。持ち込んだ人が許可すれば手に取ることもできる展示です。




◇ちょっと変わったお宝展示。パラモーター現物展示。

 ・・・まさかの大物、パラモーター、しかも本物。エンジンユニットなどは自作だそうです。せっかくだからと来場者のみなさんにバンバン背負っていただいていました。やはり本物の説得力は違います。しかしよく考えれば、これはお宝というより、特設パラモーター展示とすればよかったかと。今頃になって思っています。

 実は、会場内でエンジンとプロペラを回したデモが出来ないかという話をいただいたのですが、今回は諸般の事情で見合わせることになりました。もし次回も参加いただけるのであれば、どうにかして回して見たいものです。

◇M-Vモデルロケット&TBS秋山氏関連バイコヌールセット

写真ではわかりにくいと思いますが、M-Vのモデルロケットは、初期設計バージョン。パネルはTBSのソユーズ打ち上げポスターカレンダー・秋山氏のサイン入り、小物に現地でゲットした(と思われる)様々なネタ物資が・・

ほかにもたくさんの出品があり、一体どこからこんなものが?という勢いでした。みなさん、興味津々でじっくり眺めたり写真を撮影したりする人も多かったです。

◆飛行展示

本当はラジコン飛行船を飛ばすつもりだったのですが、主催があまりの忙しさにうっかりヘリウムを出すのをわすれたため今回は無し。実に残念。

かわりに、屋内向けトイラジコンやインドア向けヘリなどを飛ばす人が現れて、運用者意外にギャラリーにも受けていたようです。写真の屋内プレーンは実は隣接イベントのストライクウィッチーズネタで痛仕様だったらしいのですが、まあこんなのもありだったのは、合同開催だったメリットですね。ヘリは写真取り損ねました。

次はもっとちゃんと空間を用意してあげたいとシミジミ思いましたが、混沌とした雰囲気のおかげで楽しめた可能性もあるので、何とも運営側としては判断が難しいところです。

◆映像展示、プレゼン、トークライブ

しかし映像展示は写真無し。ごめんなさい。

JAXAアーカイブ上映は、丸の内のJAXAiから資料映像のDVDを借り受けて上映しました。主な上映物は、H-2A 8号機からあとの打ち上げクイックレビュー、日本のロケット開発の歴史(ペンシル〜M−Vまで)、なんとNASDA印の宇宙開発に人生かけちゃった人たちの物語などです。ほとんどのビデオアーカイブはインターネットのJAXAのWebページからストリーミングで見ることができますが、やはり大きなスクリーンでみると一味ちがいます。

JAXAアーカイブ上映は比較的来場者が少ない時間帯に行い、また希望があれば同じものを何度かくリ返して上映しました。

映像展示はJAXAアーカイブ上映用に用意した80インチのスクリーンにプロジェクタで上映しつつ希望にあわせてマイクでプレゼンという感じですすみました。

最初は一般参加の方が持ち込んできました、古い資料映像のまとめたものから入り、いつの間にか固体ロケットの燃焼試験見学の映像資料(音つき)を見ながらプレゼンをする人が現れたり、なかなか参加者がみな能動的にイベントをすすめている状態でした。興味深いものが多かったので、立ち見も含めておおむね30〜50人くらいは常時いたように見えます。

そして、場も盛り上がってきたところで、主催者もびっくりのサプライズプレゼン。TBSアナウンサー・鈴木順氏による「バイコヌール宇宙基地の歩き方」

なんか会場内のひとが全部そっちに行っちゃったんじゃないのかという勢いで皆熱心に聴きこんでいました。氏はお宝展示にモデルロケットなどを展示していたのですが、映像参加にも飛び入りしてきました。

鈴木氏のプレゼンが終わったところで、次は、展示と物販で参加していた OpenSkyProjectの八谷氏が、プロジェクトのさまざまな資料映像を基にプレゼンをされています。これまた、興味深い話や、DVDに収録されていない資料映像なども上映され、視聴していた参加者からの質問なども受け付け話が盛り上がったようです。

OpenSkyProjectは、公式サイトを参照される事をお勧めいたします。

そして、午後3時からはJAXA現役の野田篤司氏をお迎えしてのミニトークライブです。ちょうど直前までプレゼンをしていた八谷氏と合流し、そのまま4時の閉会寸前まで、会場を盛り上げるさまざまな話が飛び交いました。

※実はこの時間、主催側は別件でパンクしていて内容をよく把握していません。そのためこの1時間でナニが話されたのかは現場で話を聞いていた人だけが知るサプライズになってしまいました。

当日の様子は以上です。最後に、当時の様子の写真をまとめて貼り付けてあります。この写真で雰囲気の一端でも伝わればと思います。


◆写真全部

サークルの様子

飛行展示?

パラモータ体験

お宝展示


会場全体の様子

OpenSkyProject

トークライブ&プレゼン


変更履歴: 2009/06/09 脱字修正

東京とびもの学会HOMEへ

主催サークルの鳥システムズへ